今から20年前。
ふとしたきっかけからバルーンアートの存在を知り、
興味本位でバルーンの教室に参加した私は
無我夢中でバルーンに触れるうち、
その奥深さのとりこになっていました。
「これは私の天職だ!」
はっきりと、そう思いました。
そしてバルーン教室の帰り道。
自分で作ったバルーンの束を抱えて帰路を急ぐ私に
通りがかった人達が指を差し口々にこう言ったのです。
「どうやって作ったんですか?」
「それ売ってるんですか?」
「さわってもいいですか?」
まだ今ほどバルーンアートが一般の人に知られていなかった頃。
普段なら目を合わせる事もない通りすがりの人達が、
瞳をキラキラ輝かせながら
バルーンに惹き付けられる様子を目の当たりにした時、
今度はこう思いました。
「バルーンをもっと知ってもらいたい!それが私の使命だ。」
ふわっと舞い上がるバルーンのように、
見た瞬間に、パッと気持ちまで晴れやかになる…
そんなバルーンの魅力を、たくさんの人に知って欲しい。
自分が好きなことをやるという天職から、
人を喜ばせるという使命へと、
自分の意識が変わり、アップビートバルーンは生まれました。